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TRAFFIC SKATEBOARDSというデッキ

欲しいデッキ


時々スケートを始めたばかりのスケーターが「Supremeのデッキが欲しいんだけど」であったり「STUSSYのデッキが欲しい」とお目当のデッキを探している姿を見かけます。そういう光景を見ると是非頑張って自分が欲しくてたまらないデッキに出会って欲しいなと、こちらもワクワクしながら祈ってしまいます。もちろんSupremeもSTUSSYも純粋なデッキカンパニーではないのですが、それに乗りたい理由がそれぞれあると思うのです。深く考えずに自分にとって意味のあるデッキが見つかればスケートは一層楽しくなるはず。

TRAFFICについて


そんなことを思っているとふとTRAFFICのデッキが目にとまりました。映画ロッキーの名シーンがモチーフになっていますね。TRAFFIC SKATEBOARDSはアメリカのフィラデルフィア発祥のデッキカンパニーです。乗ってる人をそこまで頻繁に目にすることはない。当時、ストリートをこよなく愛するRicky Oyola(リッキー・オヨラ)によって「西側の奴らに威張らせていてたまるか!」と言う想いから始まりました。そう、Rodney MullenやTony Hawkによってスケートが急成長を遂げていた30年ほど前まではスケートは完全に西海岸(主にカリフォルニア)の文化として認知され東海岸(主にニューヨーク)のスケートシーンはというと西側から開拓される側だったそう。Ricky Oyolaはそんな新たに確立されつつあるスケートムーブメントの中、こっちも黙ってられねえ!とまさにスケーターのスケーターによるスケーターのためのデッキカンパニーを設立したのです。とはいえ誕生したのは2004年頃だったと記憶しております。どことなく洗練されたハードコアな印象を醸しているブランドです。

スケーターが選ぶデッキ


スケートボードの楽しいところの一つは乗っているデッキがその人の好きなスタイル、トリック、スポットの好みを教えてくれるところだと思います。TRAFFICといえば小刻みなオーリーでストリートの地形を巧みに駆け抜ける印象があります。ストリートに特化したテクニカルなスケートは最近よく見るロボティックなテクニカルとはまた別方面のものであり、Shane O’neilやLuan Oliveiraのように教科書通りとまではいかなくともやや大雑把ないぶし銀のスタイルがこれまた味わい深いのです。そしてTRAFFICに乗っているスケーターを見ると十中八九ピュアなストリートスケーターなのです。言葉には発しないけれども「ストリートのことはなんでも知ってる、パークとか大会には興味がない。」なんとなくそんな事を滑りで伝えているように見えます、そして誇らしげなのです。スケートカルチャーやブランドの歴史を知っている人はブランド選びの目が本当に厳しい。だからこそ選ばれ長生きするブランドには単なるビジネスではなく揺るぎないスケートに対する想いが込められてなくてはいけないのです。TRAFFICは乗る人に意味を与えてくれるそんなブランドだと思います。

おしゃれとスケート


スケートボードの楽しみ方って滑ってトリックしてってそれだけじゃない。スケートそのものがファッションとしての文化でもあると思います。なので冒頭のようにおしゃれが好きでそこからスケートを始める人だってたくさんいる。そしてデッキもファッションアイテムの一部と考えてもいいのかも知れない。もちろんスケートすることが前提ではあるのだけれど。その上で自分にとって意味のあるブランドのデッキを探し使うというのは立派な自己表現だと思います。スキルが高い低いという話ではなく自分が好きなスタイルを追求できるスケーターが真にかっこよくておしゃれだなと思います。

まとめ

デッキにはたくさんのブランドがありますが実際のところ各ブランドによって乗り心地が劇的に変わるということはあまりないです。確かにキックやコンケーブが強すぎたり弱すぎたりというのはあるのですがそもそもシグネチャーモデルはそのブランドに所属するライダーの好みのシェイプなので一概にこのブランドのデッキは形がいい!ということは言えないです。チームモデルはだいたいどこもクセのない感じのデッキになってることが多いですね。だからこそ選択技は広がりますね!どんなブランドにもスケートに対する想いが込められていると思います、深いところまで知ればもっと自分のデッキに愛着が湧くしスケートのことがもっと好きになるはず!次のデッキはTRAFFICにしようかなと思っています笑

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