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スケートボードとの向き合い方

スケートボードは変わった?

昨今、スケートボードは日本国内で新しい「スポーツ」として話題と注目を集めているのではないでしょうか。その急成長ぶりには目を見張るものがあり、ニュースやワイドショーでも目にする機会は過去10年間と比較しても明らかに増えてきています。

2020年東京オリンピックの新種目として社会に認知されたこともあり、ますます「スポーツ」としての方面で成長を遂げています。そうそれはスポーツとしてなのであります。

進化を遂げるスケートシーン


スケートパークへ足を運び、座って休憩なんかしていると10年前とは明らかに違った光景が目に飛び込んできます。それはスマートフォンで好きなスケーターのインスタページを見せ合ったり、仲間を撮影、そればかりか自分で編集をもしてしまう程に時代は進化しました。

また人気ユーチューバーにトリックのコツをリアルタイムで質問することだってできます。

こうしたメディアの技術進歩により国内のビギナースケーターの上達スピードは過去最高レベルに達していると言っても過言ではないでしょう。とはいえスケートボードにおける日本は一部を除きいわゆる後進国であったのだから、成長スピードの伸び代が欧米諸国と比べて大きいのは当たり前と言えば当たり前なのでしょう。

プロスケーターになりたい!とキッズたちがスケートボードに打ち込む光景も以前より頻繁に見かけるようになりました。

そこにはああでもない、こうでもないと渋い顔で我が子を見守る親御様も比例的に増えてきたのではないかと思います。

果たしてプロスケーターになりたいのはキッズなのか、それともプロスケーターに育てたい親御様なのか。スケートボードを転がしているのは一体誰なのでしょうか?

これからスケートボードはどう変わる?


技術のスタンダードが向上すると避けられないのは競争化でしょうか。

スケートボードでも従来のスキルスタンダードが以前よりも向上したことで、より競争性と競技性を生み出しつつあります。それはついにスケートボードが一種のカルチャーではなくスポーツとして成長を遂げているということを意味しているのではないかと思います。

そしてスポーツにはコーチや監督が付き物です。それは親御様かもしれないしスクールの講師さんだったりするのかもしれません。そしてオリンピックを目指すならば得点が高いトリック低いトリックを選別する必要も出てくることでしょう。

すると我が子の成長に頭を抱える親御様や、やりたくないけど練習しなければ、と毎週末のスケートボードの時間が憂鬱に感じるキッズたちも今後出てくるかもしれません。それはスケートボードの成長の裏に隠れた悲しい現実となるのかもしれません。

上達に欠かせないこと


スケートボードは本来自由でルールに縛られない遊びだと私は思っています。

自由だからミニランプに飽きたらカーブやレールに挑戦してもいいし、その中でオーリーや180の基本トリックの重要さに改めて気づくことだってある。得点が高い低いはどうでもいい、要はやりたいトリックを見つけてそれに向かって練習することが上達のカギなのです。ところがスケーターは人一倍こだわりの強い人種で、ルールがない遊びに自分で厳しいルールを作ることもしばしばあります。

やれしゃがむ時の姿勢が気に入らないだの、手の形や腕の振りがかっこよくないだの、彼らの目指すスタイルは実に千差万別であり追求しだすと枚挙にいとまがないのです。

しかしそれは彼ら自身が競争や競技という概念を超えて追求する彼らなりのスケートボードなのです。私はその先に上達が待っているのではないかと思います。

現在世界で活躍するトッププロスケーターだって初っ端からスキルフルなプロになりたくてスケートを始めたってことはないと思います。単純にスケートボードが楽しくて自分が思うかっこいいを追求した結果なんだろうと思います。

スケートボードにおいて「これができなきゃダメ」なんてことはそう多くはないので少し力を抜いて「最近新しい歩き方を覚えた」ぐらいに思えばいいのではないでしょうか。

そうすれば次はもっと早く進みたい、とか段差はオーリーで登れるようになりたいとかちょっとデッキを回してカッコつけたいとか、欲が出てきた時が上達のチャンスなのです。

まとめ

こんなにかっこいい遊び、またはスポーツはないと自信を持って言えます。

得られるものは達成感やスキルだけではなく、新しい仲間、音楽、ファッション、映像、デザインなどなど様々な要素がぎゅっと詰まっているのです。

中々思ったようにスキルが向上しなくても焦らずスケートボードを全部楽しむことで幸せなスケートライフを送りましょう!

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